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世界の移動・パーソナル通信T&S

2007年11月号(通巻224号)

世界のニュース

 市場・企業

■ノキア、自社ポータル「Ovi」開設、コンテンツ戦略を本格化

世界最大の携帯電話メーカーであるフィンランドのノキアは、2007年春以降コンテンツ企業との提携や買収などの動きを活発化させている。機器メーカーによるこうした動きは通信事業者の「コンテンツ・パイプ」化につながるとして、欧州大手通信事業者である仏オレンジは早くから警戒すべきとのメッセージを業界内に投げかけていたが、果たしてノキアのコンテンツ戦略は成功するのであろうか。
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■英国でモバイル広告が過熱 〜Blyk、無料携帯サービスを開始

英国でモバイル広告が本格化する兆しを見せている。2007年に入り、オペレーターやベンダー、あるいは広告主である企業が様々な取り組みを開始しているが、こうした中、MVNOのBlykは2007年9月24日、英国で広告収入モデルを活用し、通話とテキストメッセージの送受信を無料提供するサービスを開始した。広告のビジネスモデルを取り入れた無料通話サービスは、米国でヴァージン・モバイルUSA等がすでに提供しているが、Blykのサービスは、若者に特化したターゲティング広告を事業の中核とし、若者に身近なテキストメッセージングを無料提供している点で新規性が伺える。
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■「India Telecommunications International Summit 2007」に参加して

2007年10月にデリーで開催された「India Telecommunications International Summit 2007」に出席した。当記事では、このカンファレンス席上で出た、おもにインドの携帯電話市場に関連するスピーチやコメントを紹介する。
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■アジアにおけるモバイルWiMAXの現状

モバイルWiMAXは、固定WiMAXと同等の高速インターネットサービスを移動しながらも利用できることから近年注目されている。日本では、2007年10月に、2.5GHz免許の2件に対して、モバイルWiMAX方式での参入を目指すアッカ・ワイヤレス、ワイヤレスブロードバンド企画、オープンワイヤレスネットワーク(OpenWin)といった3つの事業企画会社、さらには、次世代PHSサービスへの参入を目指すウィルコムが免許申請を行った。一方、米国では、2004年6月にFCCが帯域規制を修正し、2.5GHz帯域であるBRS(Broadband Radio Service)免許を交付しており、国内携帯第3位のスプリント・ネクステルがクリアワイヤと提携しモバイルWiMAXネットワークの構築を進める計画を発表した。そして、日本、米国と同様にアジア諸国でもモバイルWiMAXへの取り組みが進み始めた。本記事では、韓国、台湾、中国におけるモバイルWiMAXの現状をまとめる。
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