2007年9月号（通巻222号）

■独デビテル、ラストミニット型の格安料金プラン「Crash」を開始

独ＭＶＮＯのデビテル（Debitel）は2007年７月、ラストミニット型で販売する格安料金プラン「クラッシュ（Crash）」を導入した。ドイツでは、格安料金プラン提供による大手移動通信事業者も巻き込んだ競争が激しいが、新たなマーケティング手法として注目できる。

■クリアワイヤとスプリント・ネクステルが業務提携を結ぶ

2007年７月19日に、ＷｉＭＡＸ事業者のクリアワイヤと米国第3位の携帯電話事業者のスプリント・ネクステルがモバイルＷｉＭＡＸサービスに向けた業務提携を結んだ。同提携により、今後、米国におけるモバイルＷｉＭＡＸネットワークの展開が急速に加速すると考えられている。

■排他から開放へ向かう韓国のワイヤレス・インターネット

韓国がブロードバンド先進国と言われて久しいが、携帯電話からのインターネット利用はあまり進んでいるとは言えない。現在、韓国のワイヤレス・インターネットで接続できるのは各事業者の閉域網で見られるコンテンツが中心であり、利用者の選択肢は限られている状況である。データ通信が今後の成長サービスとして注目される中で、各事業者は利用者の利便性を向上しコンテンツの多様性を実現することで、ワイヤレスインターネットの利用を促そうとしている。