トレンド情報
トレンド情報 -データ[1999年]

バラエティに富んだ事業者の参入
−第1種電気通信事業者数−

1985年に次ぐ電気通信市場への第2次参入ブームが始まっている。
今回の主役は「外資系事業者」と「異業種企業」と「CATV事業者」である。
1999年6月に第1種電気通信事業者数が200社を超えた。
「外資系事業者」は欧米からの参入が一段落して、アジアから「テルストラ」と「シンガポールテレコム」が参入した。
「異業種企業」としてはソニーと三菱電機グループの「パックイースト・テレコム」が参入した。「CATV事業者」の参入は半年で20社を超えた。
 電気通信事業は電話サービスを提供する公益事業という色合いが濃かったが、電話以外のサービスへの参入が相次ぎ、誰でも競争に参加できるふつうの産業になりつつある。
参入先は「市外・国際通信市場」と「市内通信市場」。今までNTT独占が続いてきた市内通信市場に競争が導入されることになる。
サービス分野は「データ通信」。インターネットの爆発的な普及で大量の需要が見込まれ、一方では技術革新により低コストで供給できる有望なサービスである。
大口ユーザーであったメーカーなどが、無線を使った安いサービスの提供を始めるのも新しい動きである。


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  99年1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
その他 103 104 104 104 104 105 106
CATV事業者 62 62 66 70 76 86 86
外資系事業者(*) 9 9 9 10 11 11 13
合計 174 175 179 184 191 202 205

出典:郵政省資料から情総研が作成
(*) 外国資本比率 50%超

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(入稿:1999.8)


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