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InfoComモバイル通信T&S

2013年4月号(通巻289号)

テクノロジー関連(無線:ワイヤレス、有線:固定系、インターネット・PC)

  • 携帯通信ネットワークの鍵を握るスモールセル

■携帯通信ネットワークの鍵を握るスモールセル

急増するモバイルデータ需要を充足するには、通信事業者は自社の携帯ネットワークをアップグレードして、通信容量の増大とスループットの向上を図る必要がある。これを達成する技術的な方法には、携帯ネットワーク(RAN)のアップグレード、周波数の追加、スモールセルの増設、DAS(分散アンテナ・システム)の導入などがある。通信事業者はこれまで広域をカバーするマクロセルを中心に携帯ネットワークを構築してきたが、現在はHetNet(ヘテロジニアス・ネットワーク)の構築が主流になりつつある。HetNetでは、世代の異なる通信方式(W−CDMA/HSPA、LTE等)のマクロセルに、トラフィック需要の高い地域や場所で狭いエリアをカバーするスモールセルやWi−Fiなどを重畳した携帯ネットワークを構築する(図1、図2)。また、マクロセルとスモールセルとの電波干渉の回避や低減を実現する技術の標準化が、「3GPPリリース10」などで進められている。本稿では、スモールセルに的を絞り、世界的な業界団体「スモールセルフォーラム(Small Cell Forum)」のウェブサイトに掲載されている四半期レポート「スモールセル市場の現状(Small Cell Market Status)」などで公表された情報を参考に、スモールセルの現状とその展望について報告する。
図1・図2

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