ホーム > InfoComモバイル通信T&S >
InfoComモバイル通信T&S

2012年11月号(通巻284号)

政策関連(政府・団体・事業者・メーカー)

  • 紆余曲折を経てタイで遂に3G周波数免許オークションが終結

■紆余曲折を経てタイで遂に3G周波数免許オークションが終結

タイでは2005年より3G周波数免許付与の検討が開始されていたが、通信行政の混乱や規制機関の不在問題、利害関係者の圧力などによって長年オークション実施が阻まれ続けてきた。そのため、同国では携帯電話の普及そのものは東南アジア地域のなかで比較的早く進んでいたにも関わらず、3G展開では最後発組に属していた。そんなタイで紆余曲折を経て遂に2012年10月、3G周波数免許オークションが行われた。実施を前にタイ携帯最大手AISの親会社インタッチ(旧社名:シン・コーポレーション)は、「今回もオークションが失敗に終わった場合、これは国家の災害に等しい」と警鐘を鳴らすなど、事業者側としてもこれ以上の遅れは断じて受け入れられないとの強硬姿勢を示していた。結果的にオークションは予定通り開催され、付与対象全ての周波数が落札に至り無事終結した。タイにとって今回のオークション実施は単なる周波数免許の付与という行為に留まらず、長きに亘り国営事業者に多大な利益を与え続けてきた旧来の周波数制度の終焉をも意味するものであり、極めて重要な意義を持つ。本稿では3G周波数免許オークションの実施概要、そして同オークションが今後のタイ携帯市場にもたらす新たな変革の可能性について解説する。

InfoComモバイル通信 T&Sのサービス内容はこちらこのコーナーは、会員サービス「InfoComT&S ?World Trend Report」より一部を無料で公開しているものです。総勢約20名もの専門研究員が海外文献を20誌以上、常時ウォッチしております。

詳細記事(全文)はT&S会員の方のみへのサービスとなっておりますのでご了承下さい。
サービス内容、ご利用料金等は「InfoCom T&S」ご案内をご覧ください。

▲このページのトップへ
InfoComニューズレター
Copyright© 情報通信総合研究所. 当サイト内に掲載されたすべての内容について、無断転載、複製、複写、盗用を禁じます。
InfoComニューズレターを書籍・雑誌等でご紹介いただく場合は、あらかじめ編集室へご連絡ください。