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InfoComモバイル通信T&S

2010年4月号(通巻253号)

サービス関連(通信・オペレーション、製品・端末、コンテンツ・放送、その他)

  • 中国キャリア3社の3G開始後初めての決算発表と、ICTによる産業融合で注目される「物聯網」
  • 米携帯電話事業者、高機能USBモデムで高額プランのデータ利用者の開拓へ〜アプリをバンドルした新たなビジネス創出の可能性

■中国キャリア3社の3G開始後初めての決算発表と、ICTによる産業融合で注目される「物聯網」

中国の通信・ICT市場における2009年の最大の出来事は年初の3Gライセンス発給、その後の各社の3Gサービス開始であった。3月号(「2009年全国電信業統計公報」等から見た2009年の中国携帯市場拡大状況)では、中国の携帯市場を中心に3G開始一年目の分析を定量的に行った。2010年3月下旬には、キャリア3社が相次いで2009年度(中国の年度は暦年と同じ12月締め)の決算発表を行ったが、3G開始後初めての公式な業績発表となったため、業界ではその動向が注目されていた。今号ではこの概要を俯瞰するとともに、各社が発表した携帯関連および各種融合サービスに関する今後の戦略にスポットを当て、最新の動きを紹介することとしたい。

■米携帯電話事業者、高機能USBモデムで高額プランのデータ利用者の開拓へ〜アプリをバンドルした新たなビジネス創出の可能性

モバイルの需要が、従来の音声サービスからデータ通信へとシフトする中、携帯電話各社はモバイル・ブロードバンドの設備強化とともに、販売施策を強化している。データ通信カードもその一つである。データ通信カードを利用したPCからのインターネット接続サービスでは、携帯電話各社がプリペイド型のモバイル・ブロードバンド・サービスをバンドルしたデータ通信カードを提供したり(本誌2010年1月号参照)、ひと月200MBまでのデータプランを値下げするなど、低価格帯を中心に価格競争の様相を呈していたが、一方で、高機能なUSBモデムの投入により高額プランの加入者を誘引しようとする動きも出てきた。

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