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InfoComモバイル通信T&S

2009年8月号(通巻245号)

サービス関連(通信・オペレーション、製品・端末、コンテンツ・放送、その他)

  • 海外通信事業者が取り組むAPI公開への動き:「OneAPI」「BONDI」
  • 進む固定・携帯通信の融合〜同一企業グループ内の固定通信会社と携帯電話会社の経営統合

■海外通信事業者が取り組むAPI公開への動き:「OneAPI」「BONDI」

アップルのiフォン向けアプリケーション・ストア「Appストア」では、2009年7月時点で累計ダウンロード数が15億回、登録アプリケーション数が6万5,000種類以上、登録開発者数は10万以上と発表されている。これだけ活発に利用されている背景には、Appストアで提供できるアプリケーションの開発環境が広く公開されていることがある。アップルのこのビジネスモデルは、端末とアプリケーションを密に結びつける一方で、通信網部分を「ダムパイプ化」するものとして理解されるが、こうした動きに対し、海外の移動通信事業者が、携帯電話網や端末が持つ機能を有効活用することで対抗する動きを2008年から見せている。本稿では、その代表的な動きとして「OneAPI」と「BONDI(ボンダイ)」について取り上げる。

■進む固定・携帯通信の融合
〜同一企業グループ内の固定通信会社と携帯電話会社の経営統合

固定・移動通信の融合(FMC)には、様々な定義がある。FMCには複数のサービスを組み合わせて、一つの料金請求書にまとめる「バンドリング」以外に、「有線・無線ネットワークの融合」、「端末機器の融合(1つの端末を場所や状況に応じて無線通信と有線通信の双方に利用)」、「サービスの融合(無線通信と有線通信を密接に連携させた技術やサービス)」などが一般的に含まれる。本編では、これらのネットワークやサービスの融合に向けた固定通信会社と携帯電話会社のM&A(企業合併・買収)、特に同一企業グループ内のM&Aについて考察する。また、次号(第2編)では携帯電話と無線LANを組み合わせたFMCの最新動向を、また次々号(第3編)ではフェムトセルによるFMCの最新動向について考察する。

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