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世界の移動・パーソナル通信T&S

2009年1月号(通巻238号)

世界のニュース

 市場・企業
  • 2007年、イタリアで初のMVNOが誕生〜同国で漸く動き始めたMVNO市場の動向
  • モトローラ、携帯端末向けOSにAndroidとWindows Mobileを採用
  • カンファレンスに見るフェムトセル導入に向けたキャリアの動向
  • 新生クリアワイヤ、「クリア」ブランドでモバイルWiMAXを提供へ。
    LTE規格のサポートも示唆

■2007年、イタリアで初のMVNOが誕生〜同国で漸く動き始めたMVNO市場の動向

                       > 西欧主要国の中で最もMVNO参入が遅れていたイタリアで2007年6月、ついに同国初のMVNOが誕生した。2007年末時点における同国の携帯電話市場に占めるMVNOシェアは0.2%と僅かだが、既に10社以上がサービスを開始しており、今漸くMVNOが存在感を見せ始めたところだ。本稿では、イタリアにおけるMVNOの参入経緯、プレーヤーそして今後の展望について解説する。
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■モトローラ、携帯端末向けOSにAndroidとWindows Mobileを採用

米モトローラは、2008年12月に中国で高級端末「Aura」を発表した際、同時に中国南京にある開発組織を見直したことを明らかにした。その会見の中で、AndroidとWindows Mobileの2種類のOSにリソースを集中させると語った。現地では少なくとも6つのOSに携わってきたとしている。モトローラの業績回復への事業再編は進みつつある。
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■カンファレンスに見るフェムトセル導入に向けたキャリアの動向

2007年から2008年まで、通信業界で大きく取り上げられた技術としてフェムトセルがある。2007年9月には米国シェア3位のモバイルキャリアであるスプリント・ネクステルが世界初のフェムトセル・サービス「Airave」を開始した。2008年12月には、シンガポールのスターハブがフェムトセル・サービスを開始しており、日本でもソフトバンクモバイルが、2008年9月にマレーシアで開催された、Femtocell Asia 2008にて、2009年1月から商用サービスを開始すると発表した。ソフトバンクモバイルが2009年1月から開始すれば、世界で計3社がフェムトセル・サービスを開始することになる。これは、フェムトセルの導入を推進するフェムト・フォーラム(Femto Forum)にとって喜ばしいことではあるが、同フォーラムが想定していた展開よりも遅れているのではないであろうか。
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■新生クリアワイヤ、「クリア」ブランドでモバイルWiMAXを提供へ。
LTE規格のサポートも示唆

クリアワイヤとスプリント・ネクステルは2008年12月1日、インテル、グーグルおよびケーブル事業者3社(コムキャスト、タイムワーナーケーブル、ブライトハウスネットワーク)から総額3.2億ドルの出資を受け、全米規模のモバイルWiMAXネットワークを構築する新会社「クリアワイヤ」の設立を完了したと発表した。同時に、同社CEOのベンジャミン・ウォルフ氏は発表の中で、将来的には、4Gの通信技術でモバイルWiMAXの競合規格とされるLTEをサポートする可能性があることを言及し、周囲に波紋を投げかけている。
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