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世界の移動・パーソナル通信T&S

2008年12月号(通巻237号)

世界のニュース

 市場・企業

■独ボーダフォンとO2、オンライン物販向け決済サービス「mpass」開始

海外では、携帯電話を使った決済サービスとしてはNFC(Near Field Communication)技術を使ったトライアルが目立つ。これは日本の「おサイフケータイ」と似た、リアルな購入機会での利用向けであるが、2008年10月にドイツで、ボーダフォンとO2が共同でオンライン物販向けの携帯電話を使った決済サービス「mpass」を導入した。導入当初は、PC向けインターネット上での物販が対象となっている。
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■米国でブロードバンドサービスに利用上限を導入する動きが加速

AT&Tやケーブルテレビ事業者のコムキャストなど米国の通信事業者の間で、従来は使い放題であったブロードバンドサービスに利用上限(1カ月あたりにアップロード/ダウンロード可能なデータの総量)を導入する動きが相次いでおり、注目を集めている。当初は利用上限を導入するエリアや対象となるユーザーを限定するなど、試験的な取り組みが中心となるものの、将来的にはこうした取り組みを拡大することも視野に入れている。本稿では前回の携帯電話事業者のデータ通信サービスの状況に続き、米国の通信事業者の取り組み内容やその背景、欧州での動きなどを通じ、今後の課題や展望について考察する。
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■携帯電話事業者の課金プラットフォームを利用した課金ソリューションに注目が集まる

オンライン決済では、同ソリューション分野で先行するPayPalや、巨大インターネット企業グーグルの取り組みにも関わらず、未だクレジット番号を直接入力する決済方法が主流である。こうした中、今やコモディティ化した携帯電話機を、モバイル・コマースのみならずPCを使ったオンライン決済にも活用しようとする動きが出てきた。背景には、モバイルを使った購入機会が増加しつつある一方で、携帯電話機を使った決済市場が未だ未成熟なことが挙げられる。
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