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世界の移動・パーソナル通信T&S

2008年8月号(通巻233号)

トレンドレポート

  • モバイル・ブロードバンドをリードするHSPA
  • 「iフォン3G」販売その後

■モバイル・ブロードバンドをリードするHSPA

世界的な3G/W−CDMAネットワークの普及に伴い、その高度化版の3.5G/HSPA(高速パケット・アクセス)が急成長している。世界のGSM/3G機器メーカー等で構成するGSA(Global mobile Suppliers Association)の調査によれば、全世界のW−CDMA事業者数は現在、94カ国、228事業者に上る。このうち、90%以上の事業者がHSPA商用サービスを提供している。HSPAの加入者数は、下図に示すとおりまだ少ないが、GSAでは今年7月現在、HSPA対応の携帯電話ネットワーク(GSM/EDGE/W−CDMA/HSPA)に全世界で14.6億の加入者が収容されていると推計しており、HSPA加入者数が今後、急成長すると予測している。
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■「iフォン3G」販売その後

米アップル社は、第3世代携帯電話(3G)に対応した「iフォン3G」を、7月11日から世界21カ国で同時発売した。日本ではソフトバンクから発売された。年内には世界中の70カ国に拡大する予定だ。キャッチフレーズは「倍のスピードで値段は半分」である。思い切った価格設定、パソコンとの同期化、企業情報システムへの対応、サード・パーティに対するアプリケーション開発環境の提供、携帯電話会社とのレベニュー・シェアの廃止、発売国の思い切った拡大など、「iフォン3G」の導入はサプライズの連続で、世界中で話題になった。「iフォン3G」の発売後の状況をフォローし、そのインパクトの広がりを考えてみたい。

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