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世界の移動・パーソナル通信T&S

2008年7月号(通巻232号)

世界のニュース

 市場・企業

■インターネット電話のスカイプ、携帯電話市場へも積極参入の動き

スカイプは、イーベイ傘下の子会社、スカイプ・テクノロジーズS.A.が提供するP2P技術を用いた世界中で利用可能なインターネット電話サービスである。スカイプ社の発表によれば、現在世界に約3億900万もの登録者数があり、これまで1,000億分以上の無料通話が使われたという。スカイプ最大の売りは、ヘッドセットとPCそしてインターネット接続環境を用意し、専用のフリーソフトをダウンロードすれば特別の設定も不要で、いとも簡単にPC間の無料通話ができるということだ。従来「PCから発信するインターネット電話」のイメージが色濃かったスカイプであるが、ここ最近、携帯電話市場へも積極的に触手を伸ばしつつある。
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■海外にもある「簡単ケータイ」

日本では、NTTドコモから発売されている「らくらくホン」シリーズを始め、やさしい操作性をセールスポイントとした携帯電話機がかねてから売れ筋商品となっている。実は、海外にもこうしたコンセプトの商品が複数存在している。本稿でご紹介したい。
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■iフォンはエンタープライズ分野でブラックベリーの脅威となるか?

2008年6月9日に開催されたアップルの開発者向け年次カンファレンス「Worldwide Developers Conference(WWDC)2008」の基調講演で、同社CEOのスティーブ・ジョブズ氏によって、iフォン3Gがついに発表された。同機種の訴求点の一つは、iフォン3Gの企業向け機能の拡充である。WWDC2008に先立つ2008年3月、ジョブズ氏はiフォン・ソフトウェアのアップデート版「iフォン2.0」を発表し、エンタープライズ分野への本格参入を明らかにすると共に、同分野においてライバルとなるRIM(Research in Motion)のブラックベリーを批判したことから、アナリストやメディアの間では両者の比較が論じられている。対応アプリケーションや開発環境、端末機能やUI、提携先キャリアなど様々な角度からの比較論があるが、エンタープライズ分野において要となるのは、企業の情報セキュリティといった観点だ。
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