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世界の移動・パーソナル通信T&S

2008年4月号(通巻229号)

世界のニュース

 市場・企業

■米スプリント、利用無制限「シンプリー・エブリシング」導入

米国第3位の携帯電話事業者であるスプリント・ネクステルは2008年2月28日、通信料に関しては使い放題の料金プラン「シンプリー・エブリシング(Simply Everything)」の提供を開始した。月額99.99ドルを支払えば音声通話もデータ通信も使い放題、ということで市場の注目を集めている。業界が従量制から定額制へ大きく舵を切った形にも見える一連の動きがスプリントに与える影響について、いくつかの面から考察してみたい。

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■モバイル事業者による固定通信事業への参入

MVNOは、自前のモバイル・ネットワークを持たずにモバイル事業者のネットワークを利用することで、モバイル市場に参入した事業者であり、近年、欧米で多く見られるようになった。しかし、2007年から2008年にかけて、モバイル事業者が固定通信サービスを提供するという新たなビジネスが欧米中心に展開されている。モバイル事業者が固定通信サービスを提供する大きな理由の一つとして屋内における通信トラフィックの囲い込みがあると考えられる。モバイル事業者による固定通信市場への参入事例として最近注目されているのがボーダフォンとT−モバイルUSAである。
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■海外移動体事業を強化するT−モバイルの現状と今後

ドイツ・テレコムは業績の低迷や競争力の低下を受け、2007年3月から国内競争力の向上や海外移動体事業の強化などを柱とする「Focus, Fix and Grow」戦略に取り組んできた。取り組みが始まってから1年と進捗はまだ道半ばではあるものの、一部でその効果も表れつつある。本稿では、特に海外移動体事業の強化に向けた同社の動きに焦点を当て、その現状や展望などについて考えていく。
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