ホーム > レポート > 世界の移動・パーソナル通信T&S >
世界の移動・パーソナル通信T&S

2008年1月号(通巻226号)

世界のニュース

 市場・企業

■米ベライゾン・ワイヤレス、端末とアプリケーションの開放へ

米国第2位の移動通信事業者であるベライゾン・ワイヤレスは2007年11月27日、2008年末までに同社の提供ではない携帯端末およびソフトウェアやアプリケーションを同社の携帯電話網(CDMA2000方式)で利用できるオプションを提供するとの計画を発表した。ベライゾン・ワイヤレスのこの発表は、同社がこれまで一貫してきた、いわゆる垂直統合型のアプローチを180度転換するものとして業界では大きな驚きをもって受け止められている。
▲トップ

■「2nd Intl. Conference on Home Access Points and Femtocells」開催

フェムトセルに対する注目が高くなる中、フェムト・フォーラムにより第2回「Intl. Conference on Home Access Points and Femtocells」(以下カンファレンス:写真1)が開催された。第1回カンファレンスでは、主に欧州の事業者によるフェムトセル導入に向けた戦略が発表されたが、第2回カンファレンスでは、主に米国の事業者による発表が中心となった。なかでも、既に2007年9月にフェムトセル・サービスを開始したスプリント・ネクステルの発表に大きな注目が集まった。
▲トップ

■迷走を続けるスプリント・ネクステルの行方

2007年初に、モバイルWiMAXの事業化や、ケーブル会社4社との合弁会社Pivotによるクアドルプルプレー・サービスの展開ならびに、CDMA/iDENデュアルモード端末によるiDENユーザーの囲い込みなど、収益改善に向け明るい見通しを立てていた米国第三位携帯電話事業者スプリント・ネクステルだったが、いずれの計画も頓挫したまま、2007年末、新たなCEOを迎えることとなった。
▲トップ

■サービス融合化に向かう韓国の通信市場とKT−WiBro

2007年11月末にSKテレコムがハナロテレコム(固定第2位事業者)買収を発表した。年末とあいまって韓国のマスコミ各社では2008年の通信市場を展望しており、その多くは、今後バンドル・サービスと融合サービスが市場を牽引していくと予想している。実質的に単独でサービスを展開しているKTは、このような市場の趨勢の中でどのようにWiBroを調和させて行くかという課題に直面することになるだろう。
▲トップ

▲このページのトップへ
InfoComニューズレター
Copyright© 情報通信総合研究所. 当サイト内に掲載されたすべての内容について、無断転載、複製、複写、盗用を禁じます。
InfoComニューズレターを書籍・雑誌等でご紹介いただく場合は、あらかじめ編集室へご連絡ください。