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世界の移動・パーソナル通信T&S

2007年10月号(通巻223号)

トレンドレポート

  • EUの900MHz帯再編 〜3G転用へ向けた動き
  • 米国の中古携帯電話端末市場の現状

■ EUの900MHz帯再編〜3G転用へ向けた動き

2007年7月25日、欧州委員会はこれまで900MHz帯の使用をGSMに限定してきた指令(GSM指令)を廃止する指令案を発表した。これを機に、同帯域をGSM(2G)以外の技術へ開放する制度が正式に整えられれていくことになる。業界は従来から900MHz帯の3G転用を求めて訴えてきたこともあり、今後欧州で3Gの900MHz帯への移行は本格化するだろう。一部の国では900MHz帯を3Gへ再配分することを決めているが、周波数配分の歴史的経緯から事業者間の利害調整が難しい国もある。後者に属する英国では900MHz帯と競合する2.5GHz帯の配分を先行させる方向にあるが、900MHz帯についてはオークション実施の方向で検討に着手したところである(900MHz帯の3Gへの利用については本誌2006年11月号も参照)。
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■ 米国の中古携帯電話端末市場の現状

携帯電話端末の多機能化と高価格化が進む中で、高機能でも手頃な価格の端末を求める利用者と市場の成長鈍化に対処し少しでも利用を増やしたい携帯電話会社の利害が一致し、米国では中古携帯電話端末の販売に踏み切る携帯電話会社が増加している。以下に米国における中古携帯電話端末の流通市場の現状を紹介する。わが国でも、この傾向は同様で、早晩、携帯電話会社や端末メーカーは中古端末とどうかかわっていくか、決断しなければならない時期を迎えるのではないか。
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