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世界の移動・パーソナル通信T&S

2006年7月号(通巻208号)

世界のニュース

 市場・企業
  • 米国のMVNO事業者、各社の市場アプローチに特徴
  • フランス・テレコムのオレンジ・ブランド統一 〜融合展開へ始動〜
  • 米クアルコム、uiOne開発キットを発表

■米国のMVNO事業者、各社の市場アプローチに特徴

海外のMVNO動向に関しては、欧州を中心として主に低価格戦略により市場参入するMVNOが市場の新勢力として注目を浴びてきたが、2005年秋以降、米国におけるMVNO事業者の動きも盛んである。サービス提供中のMVNO数を国単位で見ると、米国が世界第1位(51事業者)となっている。(注)。低価格戦略ではなく、ターゲット層を絞り込み付加価値で他社との差異化を図るMVNOが目立つが、加入者獲得では苦戦も伝えられる。 (注) MVNODirctory.comの発表による。

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■フランス・テレコムのオレンジ・ブランド統一 〜融合展開へ始動〜

フランス・テレコムが2006年6月1日から、インターネット、ブロードバンド、TV等のサービスについて、コンシューマ・法人向けともにサービス・ブランドを「オレンジ」に統一すると発表した。ただし、フランス国内の固定電話サービスについては「フランス・テレコム」として継続する。以降、世界各国でフランス・テレコムが提供するサービスは全て「オレンジ」として提供される。同時にフランス・テレコムのイクワント(Equant)、ワナドゥー(Wanadoo)、エトラリ(Etrali)等の各ブランド名は解消される。
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■米クアルコム、uiOne開発キットを発表

2006年6月1日、米クアルコムが携帯電話のメニュー画面のユーザーインタフェース(以下、UI)を柔軟に変更できる技術、uiOneの開発者向けキットを発表した。BREW技術のひとつであるuiOneは、UIを変更するという機能のみならず、携帯電話向けコンテンツの配信方法に関して、これまでとは異なるアプローチを試みようとしているように考えられる。本稿では、uiOne開発キット発表というトピックをきっかけに、uiOneの基礎的な情報とともに、今後の展望を述べる。
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