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世界の移動・パーソナル通信T＆S

2002年12月号（通巻165号）

■世界のニュース
　▼移動通信サービス

■英オレンジ、料金体系を新プラン「Your Plan」に一本化
　〜料金体系のシンプル化はどこまで進むのか〜

新料金プラン「ユア・プラン（Your Plan）」に一本化した（注）。ユーザーが他事業者の料金プランを望んだときに、他社と同等の料金プランをユーザーに提供するというユニークなサービス（オレンジ・バリュー・プロミス）を行うなど、これまでオレンジは他事業者とは一線を画す料金戦略をとってきた。今回のユア・プランの登場も業界初の試みであり、同社のユニークさが際立っている。料金体系の一本化の背景には、近年のシンプル化の流れがある。事業者間の競争が激しくなると同時に消費者ニーズが多様化する中で、そのようなニーズの変化に応えるべく料金プランは複雑化してきたが、逆に料金プランが分かりづらくなってきたことから生まれたのがこのシンプル化の流れだ。最終的には多様な消費者ニーズに応えると同時に、シンプルな料金プランが携帯電話事業者には期待されている。
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■ベルギー移動体通信事業者ベース（BASE）、ｉモードサービス開始

　2002年10月15日、ベルギーのベース（BASE：旧ＫＰＮオレンジ）がｉモードサービス提供開始した。「ｉ−ｍｏｄｅ」とのサービス・ブランド名によるサービス提供となっている。ｉモードサービスの欧州での提供は、ドイツ、オランダに次いでベルギーが３ヶ国目となり、さらに2002年11月15日にはフランスでブイグ・テレコムが提供開始させている。今後のｉモード展開を占う視点で、ベースのｉモード料金と通話料金、またベルギーの移動体通信市場について以下に概観した。
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■韓国、ホットスポット先進国へ

　公衆のエリアで無線ＬＡＮを利用するホットスポットの先進国としてまず思い浮かぶのは、サービスの発祥地である米国であろう。米国では商用サービスが開始して既に数年が経過しており、バラエティに富んだビジネス・モデルを持つプロバイダーが続々登場しており、内外からの注目度も高い。一方、目覚しい成長を見せているのが韓国である。韓国におけるホットスポットの商用化は2002年に入ってからだが、スポット数で見ると今では世界のホットスポットの約７割は韓国にあるとの報告も出ている程の急激な伸びとなっている。
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