ホーム > レポート > 世界の移動・パーソナル通信T&S >
世界の移動・パーソナル通信T&S

2002年12月号(通巻165号)

世界のニュース

 市場・企業

■ボーダフォン、フランスへの本格進出なるか
 〜熾烈なセジェテル買収合戦〜

 元来、ボーダフォンは、各国における買収、現地子会社の設立を通じて過半数株式を取得することにより、経営権を掌握した形態でプレゼンスを構築し、収益拡大、シームレスなサービス開発によるブランド強化を目標に戦略的な取組みを行なってきた。この戦略上で、大国において未だその夢を果たしていないのは、米国、フランス、中国、インドである。インドの携帯電話の普及はまだまだ先であり大国ではあるがそのマーケットは小さい。中国は2002年1月1日から49%を上限とした外資規制緩和が行なわれたが、ボーダフォンの戦略構築はこれからだろう。ボーダフォンが中国において経営権掌握が可能な時期は明確でない。このような中で、フランスにおける第2位事業者であるSFRの経営権掌握の可能性が最近急激に高まっている。ここでは、その周辺を追うこととする。

▲トップ

▲このページのトップへ
InfoComニューズレター
Copyright© 情報通信総合研究所. 当サイト内に掲載されたすべての内容について、無断転載、複製、複写、盗用を禁じます。
InfoComニューズレターを書籍・雑誌等でご紹介いただく場合は、あらかじめ編集室へご連絡ください。