ホーム > レポート > 世界の移動・パーソナル通信T&S >
世界の移動・パーソナル通信T&S

2002年10月号(通巻163号)

世界のニュース

 市場・企業

■ボイスストリーム、シンンギュラー・ワイヤレスと合併か

 ウォールストリート・ジャーナルの報道によると、ドイツテレコムが米携帯電話子会社、ボイスストリームの売却でシンギュラー・ワイヤレスと交渉を行っているという。シンギュラーはベライゾン・ワイヤレスに次ぐ米第2位の携帯電話事業者で、2,200万人の加入者を誇る。この合併が実現すれば、新会社の加入者数は3,020万人となり、3,030万人の加入者を抱える業界最大手ベライゾン・ワイヤレスに肉迫することになる。

▲トップ

■テリアとソネラ、欧州初のコモン・キャリア同士の合併へ

 スウェーデンのテリアとフィンランドのソネラ、両社は2002年9月、欧州初の加盟国間コモン・キャリア同士の合併を完了する。両社は新会社をスウェーデンのストックホルムに新設する。合併の背景には、ソネラが約30億ユーロの債務を抱えていたことや、テリアが多額の債務はないものの、次世代携帯電話サービスでボーダフォンなどのメガキャリアと競合していくためにパートナーを模索していたことなどがある。合併後の時価総額は約180億ユーロと、欧州市場で十分競争できる規模が確保できる。

▲トップ

■SMSで、TV番組と視聴者を結ぶ試みが欧州で活発化

 全文掲載

▲トップ

■ブイグ・テレコム、iモード・サービス提供開始を前倒し

 ブイグテレコム(フランス移動体通信加入者シェア第3位)は当初、2003年4月にiモード・サービスをGPRS上で開始する計画であったが、提供開始時期を4ヶ月前倒しし、2002年末〜2003年早々に提供開始することとした。このブイグ・テレコムの「iモード・サービス開始の前倒し」施策は、オレンジ(フランス移動体通信加入者シェア第1位)とSFR(同第2位)により相次いで提供開始したGPRSの月額定額制(携帯端末のWAP接続による)が誘因の一つとなっているとも考えられる。

▲トップ

▲このページのトップへ
InfoComニューズレター
Copyright© 情報通信総合研究所. 当サイト内に掲載されたすべての内容について、無断転載、複製、複写、盗用を禁じます。
InfoComニューズレターを書籍・雑誌等でご紹介いただく場合は、あらかじめ編集室へご連絡ください。