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世界の移動・パーソナル通信T&S

2002年3月号(通巻156号)

世界のニュース

 政策・規制

■ITU、世界初のUPTサービス用の国番号を付与

 ITU(国際電気通信連合:International Telecommunication Union)は2001年12月10日、ビジョンng協会(VISIONng Association)に対して、UPTサービス用の国番号(Country Code)となる“ +878 ”およびそれに続く数字“10”を割り当てた。ビジョンngは、同協会のメンバーに対して、ユニークなUPT番号を提供することとなる初の機関となる。UPT(Universal Personal Telecommunications)とは、使用する機器や回線に限定されず、世界中のどこからでもサービスが受けられる通信システムの総称であり、ITUにおいて標準化作業が行われてきた。
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■ECにおける市場画定と競争法的背景の説明

 2002年2月14日(現地時間)の教育/青少年理事会におけるEC通信パッケージの正式採択から早1週間が過ぎた。現在、構成国の署名手続が進められており、官報への掲載と同時に施行の運びとなっている。パッケージの総則とも言うべき共通枠組み指令の第14条を根拠とする「市場分析とSMP算定についてのガイドライン案(以下、「ガイドライン案」とする)」についても、現在EC当局と各構成国の当局との間の非公式会合により、近々修正法案が公表される予定となっている。関連市場に関する委員会勧告も、3月5日に構成国当局に草案が示されることとなっている。一方日本でも、2002年2月15日に関連市場画定において欧米のものと良く似た面白いシェア数値が出てきた。今回は、日本では今まであまり正式に画定されたことのない関連市場につき、欧米のそれをEUのガイドライン案を中心に紹介する。
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■台湾、3G携帯電話免許の競売を終了

 台湾の交通部電信總局(The Directorate General of Telecommunications)は2002年2月6日、第3世代携帯電話(3G)免許のオークションが終了したことを明らかにした。オークションは活況を呈し、19日間にわたり行われラウンド数も180にものぼった。これは3G免許オークションにおけるラウンド数としては、他国と比較して過去最多である。付与された免許数は5つ、落札価格は全体で488億9,900万台湾ドル(約1,858億円:1台湾ドル=3.8円換算)に上った。台湾では免許毎の帯域幅がまちまちであるため、免許毎に最低入札金額が異なっており、落札結果は次の通り。
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