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2014年11月25日掲載 |
保険会社Liberty Insuranceがチリで2014年10月から放映している広告が興味深い。「歩きスマホ」をしながら歩道を歩く男性が、いろいろな人にぶつかり歩いている。スマートフォンの画面に夢中の男性は、歩道で人にぶつかっても「歩きスマホ」をやめられない。周囲の人やぶつかられた人は嫌な顔をして「歩きスマホ」の男性を睨んだりしている。 その動画を見てみよう。 【参考動画】 広告の最後には男性の背中にスペイン語で以下のように書かれている。 「歩きスマホ」も危険であるが、自動車の運転中のスマートフォン操作は注意力が散漫になってしまい、それによる引き起こされる交通事故が増加している。 アメリカでは今でも「運転中スマホ」による事故が多発日本では運転中の携帯電話使用は禁止である。背景には運転中の携帯電話使用による事故が相次いだためである。これは残念ながら世界共通のことで、アメリカでも運転中による携帯電話、スマートフォンの操作による事故が今でも問題になっている。 アメリカのNational Highway Safety Administration (NHTSA)によると、2012年に「運転中スマホ」で3,328人が死亡している。2010年も3,000人以上が死亡し、40万人以上が「運転中スマホ」による事故で怪我をしている(※1)。 特に10代の「運転中スマホ」による事故が多い。アメリカの10代のドライバーのうち、「運転中スマホ」について以下のような結果も出ている。
これは10代だけに限ったことではないが、アメリカでは特に若い人による「運転中スマホ」が問題になっている。National Highway Safety Administration (NHTSA)では以下の動画を作成して注意喚起を行っている。2014年10月に作成されたばかりの動画は既に280万回以上再生されている。 アメリカの注意喚起動画なので、衝撃的なシーンもあるが、これが「運転中スマホ」によって引き起こされる「事故の現実」なのだ。最後に警察が登場して、『私たち警察が「運転中スマホ」を見つけたらチケットを切るのは、あなた方の命を守るためだよ』と述べている。 【参考動画】 些細なスマートフォン操作によって、命を奪われてしまう最後のシーンが衝撃的である。スマートフォンの操作よりも、命の方が遥かに重要である。 (参考) *本情報は2014年11月24日時点のものである。 ※1 Liberty Insurance, “Texting and Driving” ながら歩き最新レポート(最新レポート5件)
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